【2025年新課程】数学Cと情報Iで入試はどう変わった?変更点と対策を徹底解説!
この記事を読むとわかること
・新課程で数学の科目構成がどう変わったのか
・数学Cの復活で何が変わったのか
・共通テストの出題形式と選択問題の変化
・情報Iの追加が受験生に与える影響
・新課程に対応するための具体的な勉強法
2025年から新課程がスタート!何が変わった?
そもそも新課程とは?
2025年度入試から、高校の新しい学習指導要領(新課程)に対応した入試が始まりました。数学に関しては科目の再編が行われ、これまでとは異なる科目構成で試験が実施されています。
「結局何が変わったの?」と混乱している受験生も多いと思いますので、ここで整理していきたいと思います。
数学の科目構成の変化
新課程での科目構成の変化を表にまとめると以下のようになります。
旧課程 → 新課程の主な変更点
・数学B「ベクトル」→ 数学Cに移動
・数学Ⅲ「式と曲線」「複素数平面」→ 数学Cに移動
・数学B に「統計的な推測」が必修化
・数学A に「期待値」が復活
・数学A から「整数の性質」が独立した単元ではなくなった
最も大きな変化は、数学Cの復活です。数学Cは一度廃止されていた科目ですが、新課程で復活し、ベクトルや複素数平面などが集約されました。
数学Cの復活で何が変わった?
ベクトルが数学Bから数学Cへ
旧課程では数学Bの中にベクトルが含まれていましたが、新課程ではこれが数学Cに移動しました。
これが何を意味するかというと、共通テストでの出題のされ方が変わったということです。
旧課程の共通テスト(数学ⅡB)では、「数列」「ベクトル」「統計的な推測」の3分野から2分野を選択する形式でした。ところが新課程の共通テスト(数学ⅡBC)では、以下のように変わりました。
新課程の共通テスト「数学ⅡBC」の選択方式
必答:数学Ⅱ(三角関数・指数対数・微分積分)
選択(4分野から3分野を選択):
1.数列(数学B)
2.統計的な推測(数学B)
3.ベクトル(数学C)
4.平面上の曲線と複素数平面(数学C)
4分野から3分野を選択するので、選択の自由度は上がりましたが、その分解かなければならない問題数も増えたわけです。
文系受験生への影響が大きい
理系の受験生は数学Cの内容(ベクトル・複素数平面・式と曲線)をどのみち学習するので、影響はそこまで大きくありません。
一方、文系の受験生にとってはやや負担増と言えます。旧課程では数学ⅡBまでの対策で済んだのが、新課程では数学Cの分野(少なくともベクトル)も選択肢に入ってくるからです。
とはいえ、ベクトルは旧課程でも学習していた内容ですので、分野が移動しただけで学ぶ内容自体は変わっていません。過度に心配する必要はないですよ。
複素数平面と式と曲線が数学Ⅲから移動
旧課程では数学Ⅲに含まれていた「複素数平面」と「式と曲線(2次曲線・媒介変数表示・極座標)」が、新課程では数学Cに移動しました。
これにより、文系の受験生でも複素数平面や2次曲線を共通テストで選択できるようになったのは大きな変化です。ただし、共通テストで「平面上の曲線と複素数平面」を選択する文系受験生は少数派でしょうね。
共通テストの出題形式はどう変わった?
数学①(数学ⅠA)の変化
数学ⅠAについては、科目構成の大きな変化はありませんが、新課程で追加・変更された内容がいくつかあります。
数学ⅠAの新課程での変更点
・データの分析に「外れ値」の概念が追加
・データの分析に「仮説検定の考え方」が追加
・場合の数と確率に「期待値」が復活
2025年度の共通テストでは、これらの新課程追加内容がすべて出題されました。今後も出題される可能性は高いので、しっかり対策しておきましょう。
数学②(数学ⅡBC)の変化
先ほど説明した通り、「数学ⅡB」から「数学ⅡBC」に変更され、試験時間も60分から70分に延長されました。
選択問題が3分野に増えたことで、全体の問題数は旧課程よりも多くなっています。70分に延長されたとはいえ、1題あたりにかけられる時間はほぼ変わらないので、時間配分がより重要になりました。
情報Iの追加について
共通テストに「情報I」が新設
新課程の大きな目玉の一つが、共通テストに「情報I」が追加されたことです。
情報Iでは、プログラミング、データの活用、情報デザイン、情報社会の問題解決などが出題範囲となっています。
情報Iは数学とどう関係する?
情報Iの中には、数学と密接に関連する内容が含まれています。
情報Iの中で数学と関連が深い分野
・2進法・16進法の計算(数学Aの整数に関連)
・論理演算(AND, OR, NOT)(数学Aの集合と論理に関連)
・統計的なデータ処理(数学Iのデータの分析に関連)
・アルゴリズムとプログラミング(数学的思考力が必要)
数学が得意な受験生にとっては、情報Iは比較的取り組みやすい科目と言えるでしょう。特にデータの活用や論理的思考の部分は、数学の勉強がそのまま活きてきます。
受験で情報Iが必要な大学は?
2025年度入試の段階では、国公立大学の多くが情報Iを共通テストの受験科目に含めています。ただし、配点や合否への影響度は大学によって大きく異なります。
東大の場合は、共通テストの成績は第一段階選抜(足切り)にのみ使用されるため、情報Iの配点の影響は相対的に小さいです。とはいえ、足切りにかからないためにはしっかり得点しておきたいですよね。
新課程に対応するための具体的な勉強法
数学の勉強法
新課程対応の数学勉強法5つ!
1.外れ値・仮説検定の計算パターンを覚える
2.期待値の計算に慣れておく
3.数学ⅡBCの時間配分を過去問で練習する
4.選択する3分野を事前に決めておく
5.新課程対応の問題集を使う
特に重要なのは**4番目の「選択する3分野を事前に決めておく」**です。本番で迷っている時間はありませんので、事前に自分が得意な3分野を決めておき、その分野を重点的に対策しましょう。
おすすめの選択パターンとしては以下の通りです。
理系の受験生: 数列 + ベクトル + 平面上の曲線と複素数平面
文系の受験生: 数列 + 統計的な推測 + ベクトル
文系の受験生には「統計的な推測」を選択することを強くおすすめします。統計分野は計算パターンが決まっているので、対策すれば安定して高得点が取れる分野だからです。
情報Iの勉強法
情報Iは多くの受験生にとって初めての科目なので、戸惑うかもしれません。ただ、以下のポイントを押さえておけば対策は十分できます。
情報Iの勉強のポイント3つ!
1.教科書の内容を一通り理解する(まずはこれが最優先)
2.プログラミングの擬似コードの読み取りに慣れる
3.共通テストの過去問・試作問題を解く
特にプログラミングの擬似コードの読み取りは、慣れていないと時間がかかります。実際にプログラムを書く必要はありませんが、コードの流れを追ってどんな結果になるかを読み取る力は鍛えておきましょう。
まとめ
新課程への移行で入試は確かに変わりましたが、数学の本質は変わっていません。基本的な計算力、論理的思考力、そして問題を正確に読み取る力。これらが大切であることは旧課程と何ら変わりないです。
変更点を正しく理解した上で、やるべき対策をしっかりやっていけば、新課程を恐れる必要はまったくありません。
特に2026年度の受験生は、2025年度の過去問というお手本があるわけですから、それを活用して傾向を掴んでいきましょう!応援しています!
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