【2025年】共通テスト数学の講評!新課程初年度の難易度・傾向を東大医学部卒が徹底分析します!
この記事を読むとわかること
・2025年度共通テスト数学ⅠAの各大問の内容と難易度
・2025年度共通テスト数学ⅡBCの各大問の内容と難易度
・新課程で実際に何が変わったのか
・2026年度以降の受験生が意識すべきポイント
2025年度共通テスト数学は新課程初年度!何が変わった?
新課程で変わった3つのポイント
2025年度の共通テストは、新課程が適用される初めての年でした。数学に関して大きく変わったのは以下の3つです。
新課程で変わったポイント3つ!
1.数学ⅡBが「数学ⅡBC」になり、数学Cが復活した
2.試験時間が60分→70分に延長された
3.新課程で追加された「外れ値」「仮説検定」「期待値」が出題された
それぞれ詳しく見ていきましょう。
数学Cの復活とベクトルの移動
最も大きな変更は、数学Cが復活したことです。旧課程では数学Bに含まれていた「ベクトル」が数学Cに移動し、さらに数学Ⅲから「式と曲線」「複素数平面」が数学Cに移ってきました。
これによって、共通テスト「数学ⅡBC」では、数学Ⅱに加えて「数列」「統計的な推測」「ベクトル」「平面上の曲線と複素数平面」の4分野から3分野を選択する形式になりました。
文系の受験生にとっては、ベクトルが数学Cに移ったことで選択の幅が広がった反面、全体の分量が増えたことで時間的にはより厳しくなったと言えるでしょう。
試験時間が70分に延長
問題数の増加に伴い、数学②の試験時間が60分から70分に延長されました。とはいえ、実際に受験した人の感想を見ると「70分でも全然足りない」という声が多かったですね。
10分延びたとは言え、選択問題が1つ増えたわけですから、1問あたりにかけられる時間はほぼ変わっていないんです。ここは注意しておきたいポイントですね。
数学ⅠA の講評
全体の難易度:やや難化
2025年度の数学ⅠAは、計算量自体はそこまで多くなかったものの、問題設定の読み取りや解法の選択に戸惑う問題が多く、全体としてはやや難化しました。
特に注目すべきは、共通テスト開始以来初めて空間図形の問題が出題されたことです。これは多くの受験生にとって想定外だったのではないでしょうか。
各大問の分析
第1問:因数分解・必要十分条件・図形と計量
第1問は[1]と[2]に分かれていました。
[1]では因数分解と必要条件・十分条件に関する問題が出題されました。因数分解自体は基本的ですが、必要条件・十分条件の判定を絡めてくるあたりが共通テストらしい出題ですね。
[2]では図形と計量に関する問題が出題されました。正弦定理や余弦定理を使いこなせれば問題なく解ける内容で、ここは確実に得点しておきたいところです。
第2問:2次関数・データの分析(新課程の内容あり!)
[1]では、噴水の水が描く曲線を放物線とみなして2次関数を決定するという問題が出題されました。日常的な場面を題材にするのは共通テストの定番ですよね。
[2]では都道府県別の宿泊者数のデータに関する問題で、ここがポイントです。新課程で追加された「外れ値」と「仮説検定の考え方」が出題されました。
新課程の内容がしっかり出題されるということが初年度で示されたわけですから、2026年度以降の受験生もこの分野の対策は必須と言えますね。
第3問:空間図形(初出題!)
2つの三角形と3つの四角形を面とする五面体について考える問題が出題されました。共通テストが始まってから初めての空間図形の出題ということで、多くの受験生が面食らったのではないでしょうか。
空間図形の問題は、図を正確にイメージできるかどうかが勝負の分かれ目になります。普段から空間図形の問題に触れておくことが大切ですね。
第4問:図形の性質
こちらも図形の性質に関する問題で、3直線が1点で交わることの証明や辺の長さを求める問題が出題されました。チェバの定理やメネラウスの定理をしっかり使いこなせるかがポイントでした。
数学ⅡBC の講評
全体の難易度:難化(分量が多い!)
数学ⅡBCは、個々の大問はおおむね標準的な難易度だったものの、全体としての分量がかなり多く、70分という時間では解き切るのが困難なセットでした。
平均点は50点台とやや低めに出ており、時間配分の巧みさが得点に直結したテストだったと言えるでしょう。
各大問の分析
第1問:三角関数
sinやcosの値が等しくなるような角度の関係を考える問題で、難易度は標準的でした。三角関数の基本的な性質(周期性、対称性)を理解していれば解ける内容です。
第2問:対数関数
常用対数表の読み取りが出題されました。対数の基本的な計算ができれば問題ないですが、常用対数表を使い慣れていない受験生はやや戸惑ったかもしれませんね。
第3問:微分・積分
計算量は少なく内容も基本的で、この大問は比較的得点しやすかったと言えます。微積分の基本をしっかり押さえていた受験生にとってはボーナス問題的な位置づけでしたね。
第4問:数列
格子点の個数を求める問題が出題されました。数列の漸化式と組み合わせた出題で、やや思考力を要する問題でした。
第5問:統計的な推測
正規分布、二項分布、母平均の信頼区間、仮説検定(片側) が出題されました。新課程で追加された仮説検定の内容がここでも出ていますね。
統計分野は計算パターンが決まっているので、しっかり対策すれば安定して得点できる分野です。選択問題で迷ったら統計を選ぶのも一つの戦略ですよ。
第6問:ベクトル
数学Cに移動したベクトルの問題です。内容自体は旧課程と大きく変わりませんが、選択問題の中での位置づけが変わったことは意識しておきましょう。
2026年度以降の受験生が意識すべきポイント
2025年度の結果を踏まえて、これから受験する人が意識すべきことをまとめます。
2026年度以降の受験生が意識すべきポイント4つ!
1.新課程の追加内容(外れ値・仮説検定・期待値)は確実に対策する
2.数学ⅡBCは時間との戦い。時間配分の練習を重ねる
3.空間図形の問題にも普段から触れておく
4.選択問題の組み合わせを事前に決めておく
特に数学ⅡBCの時間配分は本当に重要です。70分で6題(必答+選択)を解くということは、1題平均約12分しかありません。短い問題でサッと得点を稼ぎ、難しい問題に時間を割く戦略が求められます。
過去問演習の段階から時間を計って解く習慣をつけておくと、本番でも焦らずに済みますよ。時間感覚を体に染み込ませることが、共通テスト攻略の最大の鍵です!
まとめ
2025年度の共通テスト数学は、新課程初年度ということもあり新傾向の出題が複数見られたものの、全体としては基本〜標準レベルの問題が中心でした。
ただし、数学ⅡBCの分量の多さは今後も続くと予想されますので、計算スピードと時間配分の訓練は必須です。
新課程の内容も確実に出題されることが示されたので、「出ないだろう」と油断せずにしっかり対策していきましょう!
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